【講演報告】東京工科大学作業療法学専攻の学生への授業
2025年1月9日 東京工科大学 医療保健学部リハビリテーション学科 作業療法学専攻の3年生に、家族の立場としての特別授業をしてまいりました。
私自身の経験を中心に、家族が精神疾患を発症した時の気持ちや、看護師だけれどもセルフスティグマが強かったことや、家族として支援者に望むことなどを伝えました。
学生さんたちは、とても熱心に耳を傾けてくださっていたように思います。
その後、先生が学生さんたちのレポートを送って下さり、そこには「これまで精神疾患を発症した家族の話を聞いたことがなく、リアルな状況を伺えて良かった」「家族が辛い状況にあるなかで、自分たちがどのように支援していくのかを考えるきっかけになった」「発症の時の様子やその時の家族の気持ちが具体的でイメージしやすかった」「自分の中に偏見が無いか、あらためて考えることができた。」「作業療法士として当事者や家族と関わっていく中で、信頼できる支援者にならなければならず、そのためにどうするべきかを学べた」などなど、真剣に向き合って考えて下さったことをとても嬉しく思いました。
これからも機会があれば、精神疾患の家族×不勉強だった看護師として、支援者やその卵らに家族の気持ちを伝えていけたらと思います。(森野)